2024年6月24日月曜日

6年生 第34回バーモントカップU12全日本フットサル選手権東京都大会 振り返り第②章(6月22日@小金井市総合体育館)

34回バーモントカップU12全日本フットサル選手権東京都大会において、和田ブルドッグは第3位を勝ち取りました。


過去3年間、予選で敗退している杉並の小さな小学校チームにとっては、予選を突破することが当初の目標でした。


予選を突破し、初めて進出した決勝トーナメントは全チームがビッグネーム、フットサル専門のチームばかりで我々が勝てる要素はほとんどありませんでした。


しかし結果は第3位。


今回は特別にブログを2回に分け、決勝トーナメントの一戦一戦の軌跡を偉人たちの名言とともに振り返りたいと思います。(第1章はこちら)





 「次にこのど真ん中に立つときには、

俺のパワーホール全開でこのど真ん中に立ってやる。 

長州力



6/22、遂に準々決勝がやってきました。まさか聖地・小金井体育館に戻ってこれるとは思ってませんでした。


今回は和田ブルの下級生たちが応援に駆けつけてくれました。まさに和田ブルのパワーホール全開。予選突破が目標だったチームでしたが、ここまで来たからには全国に行くしかない!と意気込んで臨みました。







準々決勝のお相手は前年度の準優勝チーム、府中アスレチックFCです。誰もが知るFリーグのチーム、アナザーキングオブキングが和田ブルの前に立ちはだかりました。


準々決勝からは15分ハーフになります。決勝まで行けば3試合、まさに総力戦となりました。


試合は大応援団に背中を押して頂き、後半残り1分まで2-1でリードしていました。が、やはりFリーグの意地、終了間際に鋭いシュートがキーパーの手からこぼれ落ち同点に追いつかれてしまいます。







「困難に直面したとき、それをどう乗り越えるかが、

人生の勝負所だ。」

長州力




今大会3度目のPKとなりました。この試合多くのチャンスを逃し、終了間際に追いつかれ、勢いは相手にある、気持ちの切り替えという意味ではとても難しい状況だったと思います。しかしここまでジャイアントキリングをPKで達成している我々は心理的に落ち着きがありました。

出すべき指示を出し、各選手がやるべき準備をし、大声援の後押しもあって、しっかりと勝ち切ることができました。


結果、3度目の番狂せと共に、奇跡のベスト4進出となりました。






「飛ぶぞ」

長州力




準決勝のお相手はFCトリアネーロ町田、説明不要の全国覇者、T1優勝、ラスボスの後に出てくる真のラスボスです。


杉並の小さな小学校チームが、大舞台でトリアネーロとガチンコで試合ができる機会は滅多にありません。絶対に食って決勝に行ってやるんだ、全員が思っていたはずです。


しかし試合開始直後から、危ないシーンの連続でした。トリアネーロの選手はやるべきことがきっちりできていて、お手本のように上手い。特別足が早いわけでもサイズが大きい訳でもありません。技術レベルが数段違う、戦術理解度が数段違う、という印象です。


前半の早いうちにあっさり先制点を奪われ、その後も耐える展開が続きます。







「努力をしても報われない奴はいる。間違いなくいる。ただ成功した奴は必ず努力をしている。」

長州力




常にギリギリの戦いをしてきた我々は「耐える展開」は慣れていました。決して恵まれているわけではない環境で耐えて来ました。誰も和田ブルを知らないアウェーの逆境の中で耐えて来ました。数々のビッグクラブ相手に常に押し込まれ耐えて来ました。

もちろん耐えるだけでは報われません。必ずしも報われるとは限りません。でも耐えていればいつか流れがこちらにくる、いつかチャンスが来ることは経験則として理解していました。







「今しかないぞ、

俺たちが噛み付くのは今しかないぞ!!」

長州力



耐える展開の中でも守備の仕方を理解して何とか凌いでいた時間帯、一瞬の隙を突いて、エースがスーパードリブルからのスーパーゴールを決めてくれました。こうなると勢い付くのが和田ブルです。相変わらずトリアネーロがボールを保持しているものの、和田ブルのプレスが機能して主導権を握っていた時間帯が(ほんの少し)ありました。


このまま1-1で前半は終了しました。この時、もしかしたら全国あるかもとほのかな期待が頭をよぎりました。あと15分、この展開ができれば、あと15分、耐え切ることができれば

今日のために来てくれた大応援団とコーチ陣、サポートしてくれている保護者、そして何より、凄まじい執念と仲間を信じて頑張ってくれている選手のためにも、勝ちたいと切実に感じました。







「勝つことも負けることも、全ては経験。

その全てが自分を形作る。」

長州力




力は尽くしたものの後半はなすすべなく0-4。後半は全てにおいてレベルとこだわりの違いを体感しました。目の前で見る本気トリアネーロは、マジで強かったです。過去に私が見たチームの中で一番上手かったです。素直に見習いたい、少しでも近づきたい、と思いました。







結果は準決勝敗退で3位。

どでかい額縁に八咫烏が付いた表彰状と、色々な方から温かいお言葉をいただきました。


和田ブル史上初のバーモントカップ予選突破と3位入賞、本当は本当は全国に行きたかったけれど、今出せる最高の結果だったと思っています。


都大会で3位という結果はここまで頑張って来た選手たちの自信にも繋がります。声を枯らして応援をしてくれた後輩達に希望を与えることもできました。また懸命にサポートして頂いたコーチの皆様と保護者の皆様のご期待に多少なりとも応えることができたことも嬉しいです。


ですが結果や数字以上に、色々なクラブのプレーを見て選手たちが何かを学んだり、さらにサッカーが上手くなりたい、と思えるような貴重な経験を得られたことが素晴らしかったと思います。






最後になりますが、大声援を送ってくださいました保護者の皆様、和田ブルOBの皆様、コーチの皆様、様々なサポートをいただき大変感謝しています。今大会を通じて様々なご支援をいただきました。和田ブルファミリーの会場での一体感はダントツで優勝でした。ありがとうございました。


今回学ばせていただいたこと、経験させていただいたことを活かし、今後も謙虚に頑張ります。

引き続きお付き合いを宜しくお願い致します。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



こだまコーチ



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